楽譜とCD

珍しく長文。
DTMやってる人にはツマラナイ話なので、読み飛ばしてください。








アクセス解析を見ると、
時々、日記やbbsなどで「○○のMIDIがある」というような紹介をされていることがある。
実際にあるものなら良いんだけど、
「いやいや、そのMIDIは置いてないよ」と思うことがある。V&Bとかね。
知らない人案外多いのかも?と感じたので、MIDIとMP3の違いを超簡単に説明します。




MIDIというのは、電子楽器間でデータをやり取りするための規格で、
そのたくさんのデータを1つのファイルにまとめたのがSMF(Standard Midi File)
「機械の中の人達に演奏させるための楽譜」だと思って下さい。*1
この「“中の人・交響楽団”(以下、N響)」というのがクセモノ揃いで、
Aという機械のN響と、Bという機械のN響に、
それぞれ同じ楽譜を渡しても、全く違う演奏をしてしまう困った人達です。
演奏技術の違いはしょうがない、大目に見るとしても、
ドラムのパートをピアノが弾いちゃうかもしれないような、チャレンジャー集団。
必ずしも楽譜を書いた人の意図通りに演奏してくれるとは限らない、ということ。
だから、よそのN響に楽譜をばら撒くのは、非常にデンジャラスなわけです。


「どうすればうちのN響の演奏を、皆が同じように聴けるんだろう?」と悩んで、
編み出されたのが、録音するという方法。
これがMP3やWAVといったオーディオファイル。楽譜ではなく音そのもの。
CDだと思って下さい。
CDなら(スピーカーの違いはあるけど)同じ音で聴けて、ミンナシアワセニナレマスネ。


オーディオファイルの、もう一つの大きな利点。
最終的に1つのオーディオファイルとしてアウトプットすれば良いのだから、
色々な種類のN響から好きな人をスカウトして来て、自分だけのN響が作れる。
しかも、自分が演奏者として参加することも出来る。
凄いね、カノウセイガヒロガルネ。






このMIDIを→■<セブン/通常戦闘中BGM>*2
ちょっと修正して、うちのN響に演奏させて、
それを録音してMP3化するとこうなります→
上の2つのファイルが全く同じ音で鳴ったという人、いないですよね?





長くなりましたが、要するにそういうことです(ぇ

*1:楽譜だけあっても音楽にならないですよね?演奏する人がいないと。

*2:サイトにもある昔作ったヘボデータを短縮しただけ。例がこんなんでスイマセン。